工事の計画・進捗管理に欠かせない「工程表」。

作成を命じられたものの、「なんだか見た目がスッキリしない…」「項目が多くて上手くまとめられない…」と、書き方に悩む方は少なくありません。

また、そもそも工程表に何を書けば良いかわからない方や、自身の書き方で合っているのか不安だと感じている方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、工事の工程表を作成する目的や書き方、作成手順について解説します。また、使いやすくて見やすい工程表のポイント、施工管理アプリを活用した工程管理、おすすめの施工管理アプリもご紹介します。

工程表作成でお悩みの方や、効率的な管理体制を模索している方は、ぜひ参考にご覧ください。

  1. 1.工程表とは?
  2. 2.工程表の書き方と作り方手順
  3. 3.【手順1】作業内容の洗い出し・手順作成
  4. 4.【手順2】工事期間を設定
  5. 5.【手順3】人員の割り当て
  6. 6.【手順4】工程表の種類を決定
  7. 7.【手順5】工程表の作り方を決定
  8. 8.見やすさが向上する工程表の書き方ポイント
  9. 9.【書き方のポイント1】印刷後の見やすさを考慮する
  10. 10.【書き方のポイント2】用語や表現を統一する
  11. 11.【書き方のポイント3】専門用語を避ける
  12. 12.【書き方のポイント4】文字のフォントやサイズを統一する
  13. 13.【書き方のポイント5】適度に色分けする
  14. 14.【書き方のポイント6】情報を詰め込みすぎない
  15. 15.【書き方のポイント7】更新しやすいフォーマットにする
  16. 16.施工管理アプリを活用した工程管理
  17. 17.施工管理アプリの導入で工程表の作成作業はどう変わる?
  18. 18.施工管理アプリの導入で工程管理はどう変わる?
  19. 19.施工管理アプリ「KANNA(カンナ)」の特徴
  20. 20.工程表の作り方と便利な機能
  21. 21.DXトータル支援サービス「DEN-UP」でさらに便利に!

工程表とは?

工程表は、工事のスケジュールや作業の進捗をひと目でわかるようにまとめたものです。プロジェクトを円滑に進めるため、タスクやスケジュールを時間軸で可視化します。

工程表の主な目的は、関係者全員で情報を共有し、進捗状況をリアルタイムで把握すること。

各作業の期間や担当者、必要な材料、そして前後の作業とのつながりを明確にし、コストや品質を管理します。

また、納期に間に合うように、作業に遅延や問題が起きていないか、あるいはその兆候がないかをチェックし、工事全体をコントロールするためにも使われます。

【関連記事】工事の工程管理とは?工程表の作成手順や効率化に役立つツールの導入方法

工程表の書き方と作り方手順

工程表には、主に次の内容を書いていきます。

  • 工事内容・作業内容
  • 各作業の順序と依存関係
  • 工事期間
  • 所要日数
  • 担当者・担当業者
  • 資材・設備の納期
  • 進行状況

そして、これらの内容を工程表に落とし込んでいくために、「工事内容を把握する」→「情報を整理する」→「作り方を決める」という流れで進めていきます。

【手順1】作業内容の洗い出し・手順作成

まずは、工事におけるすべての作業を洗い出し、施工手順を決めます。作業内容を可視化することで、適切な期間設定や人員配置が把握できます。

【手順2】工事期間を設定

施工手順が決まったら、各作業にかかる施工期間を設定します。
この時、顧客の希望納期だけを鵜呑みにするのは危険です。工事内容や範囲、人員数などを踏まえて、現実的で無理のない納期を設定しましょう。

【手順3】人員の割り当て

各作業の期間設定が終わったら、人員を割り当てます。
特定の従業員の作業が集中しないよう、業務内容や身体的な負担を考慮しながら、バランスよく割り振っていきます。

【手順4】工程表の種類を決定

次に、作成する工程表の種類を決定します。プロジェクトの規模や目的に合わせて、適切な書き方を組み合わせます。

バーチャート工程表:

各作業の日程を棒グラフで表示したもの。縦軸に作業内容、横軸に日程を記入します。全体のスケジュールが把握しやすいのが特徴です。

ガントチャート工程表:

バーチャートの一種。縦軸に作業内容、横軸に日付や進捗率を記入した棒グラフ。プロジェクトの進捗管理に適しています。

グラフ式工程表(曲線工程表):

縦軸に出来高率、横軸に日付を記入し、曲線で進捗具合を可視化する工程表。バナナ曲線やSカーブとも呼ばれ、予算や出来高の進捗を視覚的に把握するのに役立ちます。

ネットワーク式工程表:

「作業A完了→作業B開始」のように、作業内容や施工の順序を、番号や矢印で示した工程表。作業の前後関係や因果関係が把握できるため、工期に影響する重要な経路や、工程間の依存関係も把握しやすくなります。
また、工程表は作成する目的によって、以下の種類に分けられます。

全体工程表:工事全体の主要な工程をまとめた表
細部工程表:各作業内容とスケジュールを詳細にまとめた表
月間/週間工程表:特定の期間の施工順序をまとめた表

【手順5】工程表の作り方を決定

工程表は、一般的に以下の方法で作成します。

  • ホワイトボードや紙などに手書き
  • Wordなどのドキュメントツール
  • Excelなどの表計算ツール
  • 施工管理アプリなどのソフトウェア

会社に決まったフォーマットがない場合や、工程表の見直しを検討している場合は、工程表配布サイトなどからテンプレートをダウンロードして使うか、施工管理アプリの導入がおすすめです。

テンプレートの内容を土台として、自社や物件に応じた内容にカスタマイズするだけで、簡単に工程表が作成可能です。

また、「これから管理体制を整備していきたい」「効率的な運用方法を検討している」という場合は、この機会に施工管理アプリを導入してみると良いでしょう。

現場情報や工事内容を登録すれば自動で工程表を作成してくれますし、進捗状況を入力していくことで、工事進捗率も自動で計算してくれます。

見やすさが向上する工程表の書き方ポイント

工程表は、管理者・現場作業員・発注者など、さまざまな人が確認します。そのため、誰が見ても理解できる、見やすい工程表の作成が求められます。

見やすさを高めるカギは視認性(必要な情報を簡単に見つけられる度合い)を高めること。視認性の高い工程表は、情報の把握を容易にし、確認ミスを防ぐことにもつながります。

ここでは、具体的な書き方のポイントについてご紹介します。

【書き方のポイント1】印刷後の見やすさを考慮する

工程表は、プリントアウトやコピーして使う場面が多々あります。
パソコン上では見やすくても、文字が小さすぎたり、行や列の幅が狭すぎたりすると、工程表が見づらくなってしまいます。文字のサイズを少し大きめに設定する、適度な余白を確保するなどの工夫で、印刷後の見やすさを考慮しましょう。

【書き方のポイント2】用語や表現を統一する

工程表全体で用語や表現を統一することも、見やすさ・使いやすさの向上につながります。

例えば、作業状態については「作業前」「着工中」「遅延」「完了」など、各工程の状態を統一することで、複数現場の進捗状況が俯瞰的に確認できます。

また、長い名称は略語で表記するなど、パッと見た時の視認性を高めるのもポイント。略語を使用する場合は、誰が見てもすぐに内容が理解できるように、凡例を作成して意味を説明しましょう。

【書き方のポイント3】専門用語を避ける

工程表は、現場の作業員だけでなく、発注者や他部署の担当者など、現場の言葉に馴染みがない人も確認します。

専門用語や社内でしか伝わらない言葉を使った工程表は「何が書いているかわからない」「ここに書いていたとは知らなかった」など、伝達ミスするリスクが高まりますので、専門用語の使用はなるべく避け、誰にでもわかる一般的な表現を使うように意識しましょう。

【書き方のポイント4】文字のフォントやサイズを統一する

工程表内に複数のフォントが存在すると、視覚的にごちゃごちゃした印象を与え、見やすさが損なわれます。フォントや文字の大きさは統一し、メリハリをつけたい部分だけサイズや太さを調整します。
また、余白を持たせることで、全体が整理され、格段に見やすくなります。

【書き方のポイント5】適度に色分けする

色分けも、工程表の視認性を高める効果的な手段です。

例えば、作業項目ごとに色を変えると、重要な工程や優先順位が直感的に把握できるようになりますし、図やグラフの読みやすさも向上します。

しかし、色を増やしすぎるとかえって複雑になり、見にくくなってしまいます。必要最低限の色数に抑え、シンプルにまとめることを心がけましょう。

【書き方のポイント6】情報を詰め込みすぎない

工程表にすべての情報を詰め込もうとすると、情報が煩雑になり、本当に伝えたいことが埋もれてしまいます。

重要なのは「必要事項だけを書き込み、余計な情報を可能な限り省く」ことです。説明的な表現は最低限にとどめ、誰が見ても知りたい情報にすぐにアクセスできるよう、簡潔にまとめましょう。

【書き方のポイント7】更新しやすいフォーマットにする

工程表は、進捗状況に応じて常に更新していく必要があります。
そのため、誰が・どこを・どのように更新すれば良いのかが、明確なフォーマットにすることが大切です。また、誤って情報を消去・入力してしまうリスクを減らすために、編集権限を設けたり、修正が必要になった際の社内ルールを定めておくなども効果的です。

施工管理アプリを活用した工程管理

施工管理アプリとは、工事のスケジュールや進捗管理、図面や写真などの資料共有、チャットでのコミュニケーションなど、工事現場の業務を効率化するためのソフトウェアの総称です。

パソコンやスマートフォン、タブレットで操作ができ、工程表の作成・共有から、進捗状況のリアルタイム共有、日報の記録、過去データの蓄積まで、幅広い機能が搭載されています。

施工管理アプリの導入で工程表の作成作業はどう変わる?

施工管理アプリの中でも、工程表作成機能のあるアプリを導入すると、作業効率が格段にアップします。

レイアウトや視認性を考える必要がなくなり、必要事項を入力するだけで見やすくスタイリッシュな工程表が完成しますし、過去の工程表をテンプレートとして保存できるため、類似案件の工程表をゼロから作成する必要もありません。

さらに、工程に変更や追加があった際も修正が容易にでき、最新の情報を関係者にリアルタイムで共有可能です。

ホワイトボードや紙に直接書くのに比べるとレイアウトの自由度は低いものの、施工管理アプリを活用すれば、工程表作成にかかる時間と労力、精神的な負担が大幅に軽減され、業務時間の改善にも期待できます。

施工管理アプリの導入で工程管理はどう変わる?

施工管理アプリは、現場での作業だけでなく、経営に直結する課題解決にもつながります。

現場の進捗状況を横断して把握できるので、遅延や問題の発生にいち早く気づくことができ、スピーディーに意思決定やトラブル対応が行えます。納期厳守・品質維持の姿勢は、会社の信用問題にも大きく影響し、さらに、結果的に作業時間の短縮や生産性の向上にもつながるでしょう。

また、多くのアプリは直感的な操作が可能で、誰でも簡単に扱える点も導入の大きなメリットです。これまで属人化しがちな作業も各作業員で操作できるようになるので、特定の人に負担が偏るのを防げますし、現場・事務所・自宅など、操作するデバイスさえあればどこからでもアクセスできるので、働き方の柔軟性も高まります。

初期費用や運用費用などのコストがかかる点、そして操作方法や新しい管理体制に慣れるまでに時間がかかる点はデメリットとして挙げられますが、「現場のDXを進めたい」と検討中の方には大変おすすめのツールとなっています。

【関連記事】工事業界や現場におけるDX推進の重要性を解説!導入時に発生しやすい課題・成功のポイントとは?

施工管理アプリ「KANNA(カンナ)」の特徴

KANNA(カンナ)」は、案件別に顧客や物件情報を一括管理する施工管理アプリです。工程表の作成や、作成した工程表の印刷・データ書き出し(PDF形式/Excel形式)にも対応しています。

工程表の作成以外にも、日々の工事内容や工事に関する報告事項の記録をはじめ、工事写真や図面などの案件に関わる各種資料の管理、スケジュール共有や進捗状況の登録、チャット機能を使った関係各所とのやり取りなど、さまざまな業務を行うことができます。

施工管理アプリ「KANNA(カンナ)」の特徴

  • 図面や写真等、案件に関わる各種資料の管理
  • 工事のスケジュール共有や進捗状況の登録
  • 日々の工事内容や工事に関する報告事項の記録
  • 上記のような情報のリアルタイムでの共有
  • チャット機能を使った関係各所とのやり取り

...など

工程表の作り方と便利な機能

KANNA(カンナ)」での工程表作成はとても簡単!登録した案件一覧から、工程表を作成したい案件を選ぶだけでOKです。

一般的な施工管理アプリの機能に加えて、親案件の下層に子案件の紐づけができ、全体の進捗を把握しながら詳細なタスクも同時に管理が可能。

さらに、「計画進捗率」と「実績進捗率」を比較し、実績が計画を下回った場合にアラートマークで通知してくれる機能や、休工日や休日などの特定の日をまとめて除外し、実際の作業日だけを表示することができる「穴あき機能」も搭載。
担当者の追加や案件情報の登録も簡単で、常に最新の情報が共有され、チーム全体での進捗管理が円滑になります。業務効率化や人手不足の解消にもつながりますので、ぜひご活用ください。

導入事例を見る>

DXトータル支援サービス「DEN-UP」でさらに便利に!

DEN-UPは、電気工事会社様に寄り添い、課題やお悩みをDXで解決するためのトータル支援サービスです。異なる機能を持つ以下のアプリケーションをまとめてご利用いただけます。

  • 施工管理に役立つ「KANNA」
  • 写真管理ができる「PhotoManager」
  • 人材育成を支援する「電気工事のまなび場」
  • ビジネスマッチングの「CraftBank」

DEN-UPなら、各ツールで登録した案件を紐づけて管理・閲覧できる「DEN-UP ConnecT」という独自機能を使ってKANNAとPhotoManagerを連携させることにより、案件情報と現場の写真を一元管理することも可能です。

「DXに興味があるけど、何から始めればいいのかわからない」「直感的に使用できる、操作しやすいツールでDXを進めたい」とお考えの電気工事業者様は、電気工事にまつわる業務の効率化と生産性の向上、人手不足解消に役立つDXツール・DEN-UPの導入をぜひご検討ください!

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